アジアで最も人気の祭り
[1] Loy Kra Thong
ローイクラトン/タイ
(水灯節/泰国)


ローイクラトンとは、タイ全土で行われる「灯籠流し」のお祭りです。毎年11月頃の満月夜に、灯籠に蝋燭や、花などを積んで、川や海などの水に流します。水の精霊に豊作の感謝(雨乞い)、罪や汚れを洗い流すなどの意味を持ちます。光に包まれたクラトン(灯篭)が水面に漂い、空にはコムロイ(熱気球)が舞う幻想的な夜となります。
[2] Water Cambodia
水節/カンボジア
(送水節/柬埔寨)


水祭りとはカンボジアの首都プノンペンとシェムリアップで毎年行われ、雨期明けを祝う祭りです。雨季から乾季に変わる11月の、満月の前後3日間に渡って豊かな大河の恵みに感謝して、国内外から400以上の手こぎボートが集まり、3日間にわたって真剣勝負のレースが繰り広げられます。野外ではライブが行なわれたり、川に浮かべられた電飾船で古典音楽が奏でられ、花火も打ち上げます。
[3] dragon boat festival
端午節/台湾

端午節の日に、台北の淡水河、高雄の愛河、台南の運河、宜蘭の冬山河で、爆竹が鳴り響き勇壮なドラゴンボートレースが行われます。100チーム以上がしのぎを削る大規模な国際大会となっており、日本人学校やアメリカの在台機関なども参加します。また、端午節には、竹の葉で包んだ肉粽(ちまき)を食べる習慣が伝承されています。
[4] Double Ninth Festival
重陽節/中国


中国の重陽は旧暦9月9日です。菊酒を飲んだり、「重陽ガオ」餅を食べたりします。秋の空が高く澄みわたり、すがすがしい季節で、人々は連れだって山登りをしたり、秋のピクニックやスポーツに適したこの日を楽しく過ごします。重陽節に、ほかの方法で厄除けをする地方もあります。たとえば、凧揚げをして、よどんだ気を払い捨て、高みに登り、石をたたいて邪気を払います。北京市民の場合は家族連れで、または友人同士で誘いあい、西郊外の香山や八達嶺長城などを登り、見渡すかぎりの紅葉を眺めるのは評判になっています。
[5] Diwali
ディワリ祭/インド
(排灯節/印度)


ディワリ祭りは10月か11月のどちらかに、5日間にわたって開催されます。ディワリの一週間前ぐらいから、家々では家中すべての壁の塗り替えをしたり、プレゼントを配ったりします。祭りの夜に皆さんライト(手作りディア)を点灯したり、花火をしたり、皆さんと一緒に楽しみます。インドだけでなく、インド人移民の多いネパール、スリランカ、モーリシャス、マレーシア、シンガポール、フィジーなどの国々でもこの日が公休日となっています。
[6] Water-splashing Festival
溌水節/ラオス
(溌水祭/老挝)


溌水節(水掛け祭)は毎年4月中旬の3日間に渡ってお祝いします。「悪いことを川に流す」という意味を込めて、人々は寺に集まり、安置されている仏像を取り出して洗い清めます。水のかけ方にはさまざまな方法があり、水鉢の水を榊の木の葉の束につけて、来訪者の肩などに優しくかけたり、バケツで水をすくい上げて背中や首などにかけたり、長いホースで直接水を噴きつけるような激しいかけたり、どんなかけ方をしても、水をかけるのはすべて相手に対する祝福、善意、尊敬のしるしと受け止められます。とにかくワイワイのんびり感がでていて最高です。